特にドイツ車に限ったことではないが、輸入車を買う時に気をつけなくてはいけないことのひとつに「整備履歴の有無」というものがある。車の内部のことはあまり分からないので大して気にしなくても良い、とでも思っているのだろうか。これは絶対にやめたほうが良い。輸入車は、5年落ち程度の状態から年数が経過するにつれ、何かと部品の交換や修理が必要になってくるものだ。
輸入中古車を購入するのなら、気をつけることはたくさんある。走行距離不明という車も見かけるが、自分で責任をもてないのならば絶対に購入するべきではない。また、記録簿がないという車も避けるべきだ。きちんと整備がされていない、または何か偽っているのを隠すため意図的に捨てられた、これらの理由が考えられる。

輸入車は、国産車以上に整備やメンテナンスが重要になってくる。最近は輸入車も国産車並に性能が良くなってきてはいるものの、やはり国産車と比較するとまだまだ不調が多いというのが現状だ。
 
では、どのような観点で輸入車を選び、購入すれば良いのであろうか。
そしてその中でも特にドイツ車を購入する場合、どんなところに気をつければ良いのであろうか。上記の整備簿の有無に代表されるそのチェックポイントをまとめよう。


  • 基礎知識の習得
    輸入車に関する情報は、本や雑誌、インターネット等からかなり入手することができる。希望の車種をある程度決めたら、その車に関する情報を色々と集めてみよう。特に中古車を購入する場合、車の状態は1台1台違ってくるのが当たり前だ。まずはその車の基本的性能・特徴を押えた上で、実際に販売店に出向いて実車を確認する方が効率が良い。購入予定の車のウィークポイントをあらかじめ知っておくことも非常に重要である。


  • 相場を知る
    中古車には定価がない。しかし、「だいたいこの程度」といった相場のようなものは存在する。特にドイツ車は安定した人気があり、価格の上下もそれほどないようだ。相場を決める要素はボディタイプやグレード、オプションの有無や年式、走行距離など様々なものがあるが、ある程度の相場を知っておくことで「とんでもない」車を避けることは可能である。


  • 国産車との違い
    輸入車は国産車以上に故障率の高いものだ。マウントやブッシュ、またベアリングなどが国産と違って弱いパーツである。さほど値が張らないブレーキ系のパーツはともかく、ショックの抜けあたりには特に注意が必要である。特にドイツ車はショックがへたると直進性に影響しやすい。いずれにしても、最初に記載した「整備簿の有無」、これだけは必須だ。


  • 費用の計算を明確に
    輸入車は国産車以上にお金がかかる。税金やガソリン代等の維持費や車検代も、同クラスの国産車と比較してかなり高くなる。車両本体価格だけに目を奪われず、その後のこともしっかりと視野に入れた上で、自分に合った輸入車を選ぶべきだ。


  • アフターケアに関すること
    中古車等、古い車を買うのならば、アフターケアや保証のことも忘れてはならない。保証修理にしっかりと対応できる店を探すべきだ。購入以前の段階で整備はどうしているか確認するということは、輸入車を購入する際の基本であると思っていたほうが良さそうだ。


ドイツ車に限らず一般的な輸入車に関する注意事項がほとんどであったが、このほかにも輸入車・ドイツ車を購入する際のポイントは色々ある。

 一度ドイツ車の魅力の虜になると、国産車を始めとする他の国の自動車には見向きもしなくなる人が多い。ドイツ車は独特の魅力があり、特定のメーカーだけでなく「ドイツ車」という括りで見てもファンが多い。質実剛健な走り、基本に忠実なその性能、ブランドバリュー。それらは全てドイツが長年自動車業界のトップに君臨してきたからこそ保ってきた信頼感や安心感から派生しているのだ。そして、それだけではなくドイツ車には「伝統的創造」とでも言うべき期待感を抱いてしまう。伝統を守り基本に忠実ながらも、何か新しいことを感じさせるような車、それがドイツ車の最大の魅力であり、ドイツ車を選ぶ一番の理由なのだ。